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開発元 |
(フューチャーウェーブ・ソフトウェア→) (マクロメディア→) アドビ |
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最新版 |
CC (2015)
/ 2015年6月15日 |
対応OS | Windows, macOS |
種別 | Multimedia Content Creator |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Adobe Flash - ウェイバックマシン |
開発元 |
(フューチャーウェーブ・ソフトウェア→) (マクロメディア→) アドビ |
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最新版 |
32.0.0.465 [1]
/ 2020年12月8日 |
対応OS |
【開発終了】 |
サポート状況 | サポート終了[4] |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
開発元 | アドビ |
---|---|
最新版 |
CS5 (1.0.0)
/ 2010年4月30日 |
対応OS | Windows, macOS |
サポート状況 | 2020年12月31日にサポート終了 |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
www |
Adobe Flash(アドビ・フラッシュ)は、かつてアドビが開発していた動画やゲームなどを扱うための規格、およびそれを作成・動作させるアプリケーション群。かつてフューチャーウェーブ・ソフトウェアと、それを買収したマクロメディアが開発していた。旧称はFutureSplash(フューチャー・スプラッシュ)、Macromedia Flash(マクロメディア・フラッシュ)。競合としては、Microsoft Silverlightがあったが、両社とも現在はHTML5を推奨している。 かつてはFlash規格のアプリケーションを制作する同社のオーサリングツール群としてFlash Professional、Flash Builder/Flash Catalystが存在したが、後者はすでに開発終了したほか、Flash Professionalは2016年にAdobe Animateに名称を変更しており、HTML5のオーサリングツールに移行している。
アドビは、2020年12月末をもって中華人民共和国を除いた国と地域でのFlash Playerの開発と配布を終了しアンインストールを勧告して[4][5]、翌年1月12日以降はFlash Playerの実行をブロックしている[6]。Windows 10では、2020年10月27日以降のアップデートパッチ「KB4577586」をもって、Flash PlayerがWindowsから完全に削除された[7]。
ベクターイメージが規格の中心で、それにスクリプトで制御することによりマウスの動きに合わせてアニメーションをしたり、音を鳴らしたりなど、動きのあるウェブサイトを作成するのに向いている。アニメーション、ゲーム、ウェブサイトのナビゲーション、音楽再生などのコンテンツを作るためのソフトウェア。再生環境への依存度が低く、ベクターイメージを扱う場合、ウインドウサイズを変えても画質が劣化しないという特徴がある。ラスターイメージを扱うこともでき、この場合ビットマップスムージングで画質の劣化を目立たなくすることができる機能がある。
Flashを用いるとインタラクティブ性の高いウェブサイトにすることも可能だが、ウェブブラウザやプレーヤーからテキスト検索できない。ただし、Google検索など一部の検索エンジンはFlash内のテキストを抜き出して、検索対象とすることができた。
Flash再生ソフトとしては主にFlash Player(フラッシュ・プレイヤー)が使われる。Windows、macOS、Linuxなどのオペレーティングシステム上で動作し、代表的なウェブブラウザの中でプラグインとして動作させることができた。携帯電話機にも再生ソフトが搭載されているものがあった(以前は機能制限を加えたAdobe Flash Lite(アドビ・フラッシュ・ライト)が提供されていた)。
また、アドビはFlashをウェブ以外にも利用できるようにする意向を発表している。Flashのファイルフォーマットは仕様が一般に公開されており、アドビ以外の企業、個人でもFlashデータを加工、生成するソフトウェアを自由に開発、配布することができる。しかし、仕様書に基づいてFlashファイルを再生するソフトウェアを開発することは認められていなかった。そのため、例えばFlash再生ソフトであるGnashでは、ウェブ上に存在するFlashを収集し、それらを解析することを通じて開発が行われていた。その後、ライセンスの変更が行われ、現在では互換ソフトの開発が可能になっている。
Flashによるアニメーションは、ポータルサイトや企業や公的機関、歌手や個人のウェブサイト等においてトップページに使用されていたが、HTMLの代替ページを用意していない場合は、アクセシビリティの観点から批判も受けることも多かった。また、Flash上に表示されたテキストは、通常のテキストや画像のようにブラウザの機能を用いてコピーや印刷、保存することが不可能なため、たとえば歌詞などのテキストをFlashを用いて表示し、コピー・アンド・ペーストを出来ない様にする特殊な使われ方もあった。そのほか、バナー広告をはじめとしたウェブ広告の分野においても広く使用されていた。
後期のバージョンでは、インタラクティブなコンテンツの表現手段だけにとどまらずリッチインターネットアプリケーション向けの機能が拡充されており、高度なユーザインタフェース、複数ファイルの同時アップロード、シームレスな動画の再生など、DHTMLなどで賄いきれない柔軟で利便性の高いインタフェースをクロスプラットフォームで比較的容易に提供できる手段としても普及していた。
特に、2006年に脚光を浴びた動画共有サイトYouTubeと伴に急成長した動画配信の分野においては、(デジタル著作権管理の保護が必要な一部のケースを除いて)非常に広く使われ、従来のWindows Media Player、QuickTime、RealPlayerによるストリーミング再生に替わって、動画配信において欠かせない技術のひとつとなっていたが、2007年発売のiPhoneは、コンピュータセキュリティの問題から、Flashの使用を許可しなかった(サードパーティのアプリを用いれば使用できた)ことやプロプライエタリの問題をきっかけに、急速に衰退していった[8]。
終了決定後も、メディア・アート、インタラクティブ・アートやインスタレーションの制作ツールとしてFlashが使用されることもある。
かつてはAdobe Flash (Macromedia Flash) 規格のアプリケーションを開発するソフトウェアのことも「Flash」と呼ばれていた。しかし2000年代後半以降は類似技術としてW3CやWHATWGにより標準化の過程にあるHTML5が台頭しつつあり、Flash Professional CS6以降ではHTML5での開発にも対応した。さらにWebGLやAdobe AIRなどにも対応し、そちらの用途で使われることも多くなったため、Adobe Animateに名称を変更した。
10.1-11.1までは携帯端末にも対応しているが、それ以前の携帯端末向けはAdobe Flash Liteで、11.2以降は携帯端末はAdobe AIRのみになった[9]。
1996年にアメリカ合衆国のコンピュータ・ソフトウェア会社フューチャーウェーブ・ソフトウェア (FutureWave Software) が、アニメーション・データを作成するソフトFutureSplash Animatorと再生プラグインFutureSplash Player(フューチャースプラッシュ・プレイヤー)を開発。これをマクロメディアが会社ごと買収、「FutureSplash」の頭文字「F」と接尾「lash」をとって略称を「Flash」とし、Shockwaveシリーズに組み込んで「Shockwave Flash」とした。ファイルフォーマット名及び拡張子として使われている「SWF
」は元々「small Web format」(スモール・ウェブ・フォーマット)の略であったが、マクロメディアによって「Shockwave Flash」の略として改称された(現在は再び元の略称へ改称)。作成ソフトはMacromedia Flashに改名された。このころからすでに数多くの基本的な機能を備えており、またベクターイメージで描画することにより、動画データとしては非常にデータ量を小さくしたことで注目される。
1998年、Flash 3のベータ版公開と同時にShockwave Flash (SWF) の仕様をオープン・スタンダード化する事が発表される。同年発売されたMacromedia Flash 3からインタラクティブ関連の機能が強化され、次第に「アニメーションソフト」の枠にとどまらない発展をするようになる。Flash 4で変数、文字列処理、条件分岐ができるようになる。
Macromedia Flash 5、Macromedia Flash MX (Flash Player 6) でActionScriptが搭載され、プログラミングの機能が大幅に強化されたため、プログラマたちもMacromedia Flashを使うようになる。MXは「miracle experience」(奇跡体験)の略称である。
2004年春にリリースされたMacromedia Flash MX 2004 (Flash Player 7) では、ActionScript 2が搭載され、動画配信もサポートする。Mac OS 9、Windows NT、Windows 95に対応する最終バージョン。2005年秋にリリースされたMacromedia Flash 8 Professionalではアニメ、グラフィック関連を中心に大幅なバージョンアップが行われ、また新規層向けの機能制限版Macromedia Flash 8 BASICも同時リリースされた。
2005年4月にマクロメディアはアドビに買収され、プレイヤーはAdobe Flash Playerに改名される。作成ソフトは新バージョンの発売までMacromedia Flashの名称のまま販売が継続された。2007年4月アドビシステムズのクリエイティブ製品群である「Adobe Creative Suite 3」に組み込まれて新バージョンとなるAdobe Flash CS3 Professionalが発売され、作成ソフトの名称もAdobe Flashに改名された。
Windows 98に対応する最後のバージョン。第8版まではMacromedia FlashとFlash Playerがほぼ同時にリリースされていたが、Windows、Mac OS用のFlash Player 9が2006年6月にリリースされた(開発環境は現在、Adobe Flash CS3 ProfessionalかFlex 2およびFlex 3)。
Linux用について見ると、Flash Player 8はそのリリースが見送られることとなった。その後、Flash Player 9がWindows、Mac OS用よりも数ヵ月遅れた2007年1月にリリースされた。Linux用のリリースが遅れた理由は、多くのLinuxディストリビューションに対応させる必要から、開発に相当時間がかかったためであるといわれている。
2007年12月3日リリースされたFlash Player 9 update 3 (9,0,115,0) からはMPEG-4 (H.264, AAC, HE-AAC) に対応。以後バージョン10.3まで同形式再生時はSSE対応CPU必須となった。
CS4製品の米国での発表は2008年9月2日、発売は同年10月15日。日本語版の発表は同年11月11日、発売は同年12月19日であった。
3D変換、H.264のエンコード、Adobe AIRとの連携、新フォーマットXFLなどをサポートしている。
全世界での発表は2010年4月12日、日本での発売は同年5月28日。
CS5から新設されたソフト。
2011年2月8日公開。以下の機能を追加[10]。対応するAdobe AIRは2.6。SWFバージョン11。
2011年5月12日公開。以下の機能を追加[11]。対応するAdobe AIRは2.7。SWFバージョン12。
2011年5月20日販売開始。
2011年10月3日公開。以下の機能を追加[12]。対応するAdobe AIRは3.0。SWFバージョン13。
DisplayObjectContainer.removeChildren
、MovieClip.isPlaying
2011年11月10日公開。対応するAdobe AIRは3.1。SWFバージョン14。
2012年3月27日公開。以下の機能を追加。対応するAdobe AIRは3.2。SWFバージョン15。
2012年5月11日販売開始。Flash Player 11.2、Adobe AIR 3.2対応。以下の機能を追加。
2012年6月8日公開。以下の機能を追加。対応するAdobe AIRは3.3。SWFバージョン16。開発コードCyril[20]。
2012年8月21日公開。以下の機能を追加。対応するAdobe AIRは3.4。SWFバージョン17。開発コードDolores。
2012年11月6日公開。パフォーマンスおよび安定性の向上が目的。対応するAdobe AIRは3.5。SWFバージョン18。開発コードはEllis。
追加される主な新機能
ActionScript 3用のコンパイラだが、ActionScript Compiler 1がActionScriptの仕様書とずれている部分があり、仕様書通りに正しくコンパイルするように修正[23]。Flash Builder 4.7に搭載。開発コードはFalcon。
2012年12月4日公開。C/C++からSWFへのコンパイラ。リリース当初はFlash C++ Compilerという名称だったが、リリース後にCrossBridgeに名称変更になった。Adobe Game Developer Toolsの一環として配布されている。
2013年2月12日公開。セキュリティの強化と安定性の向上が目的。対応するAdobe AIRは3.6。SWFバージョン19。開発コードはFolsom。
追加される主な新機能
2013年4月9日公開。対応するAdobe AIRは3.7。SWFバージョン20。開発コードはGeary。このバージョンは長期サポートを行う。以下の機能を追加。
2013年6月18日販売開始。2016年に「Animate CC」に変更される予定。
2013年7月9日公開。対応するAdobe AIRは3.8。SWFバージョン21。開発コードはHarrison。以下の機能を追加。
2013年10月8日公開。対応するAdobe AIRは3.9。SWFバージョン22。開発コードはIrving。以下の機能を追加。
2014年1月14日公開。対応するAdobe AIRは4。SWFバージョン23。開発コードはJones。本バージョンより0.1単位でバージョン番号を振るのを止め、3ヶ月単位でバージョンアップする予定。以下の機能を追加。
2014年4月8日公開。対応するAdobe AIRは13。SWFバージョン24。開発コードはKing。このバージョンは長期サポートを行う。本バージョンより、Adobe AIRとAdobe Flash Playerのバージョンを揃えることとなった。以下の機能を追加。
2014年6月10日公開。Adobe AIRもバージョンが14になる。SWFバージョン25。開発コードはLombard。以下の機能を追加。
2014年9月9日公開。Adobe AIRもバージョンが15になる[24]。SWFバージョン26。開発コードはMarket。以下の機能を追加。
なお、アドビシステムズは次のメジャーバージョンアップとして、根本的に再設計されたバーチャルマシンやアーキテクチャーを備えたFlash Player "Next" と開発言語の革新を図るActionScript "Next" の2013年リリースを計画していた。しかし2013年1月30日、この手の設計・仕様変更は、従来との継続性に欠けることが多く、後方互換性を犠牲にして開発者に大きな負担がかかるため、またブラウザベースのバーチャルマシンに対する要望が高まっているとして、この計画をキャンセルした。今後は既存のFlash Playerアーキテクチャーを継続しつつ、Webベースの次世代バーチャルマシンおよび言語の開発に携わっていく意向を示した。計画されていた新機能は以下のとおり。
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR の起動イメージがサポートされるようになった。iOS アプリケーションでの Geolocation の機能強化がされた。
必要システム構成は以下の通り[51]。
Appleは、Safariがクラッシュする原因の大半はFlash Playerによるものだとし、動作が重くセキュリティ問題を抱えるFlashは携帯機器には不向きであるとして、iOS上では動作しないようにしている[52]。同社はまた、Flashの代替として、プラグインを必要としないHTML5を強く推奨している。
しかし、上の表明がなされた時点(2010年4月)ではHTML5はまだ仕様が確定していない発展途上の段階であり(2014年に正式の仕様が勧告された)、実装状況はブラウザによって異なっていた。そのため、Flashを完全に置き換える要素にはなっていなかった。
Googleは、HTML5を強く推進し、また独自の動画規格WebMを開発している一方、AndroidをFlashに対応させたり、Google Chromeのデスクトップ版にFlash Playerを内蔵させているが、2016年第4四半期中に無効化されることが正式に発表された。モバイル分野ではAndroid 4.1以降をFlash Player非対応とするなど[53]、Adobeのモバイル版Flash Player開発中止に同調した動きを取っている。
また、アドビシステムズ自身もFlashからの変換ツールを開発する等、HTML5を推進する立場をとっている[54][55][56]。
下記ブラウザは、Flash Playerを搭載された状態で配布され、アップデートも自動で行われる。
他のブラウザはFlash Playerをインストールする必要がある。Windows用では、「Internet Explorer」版 (ActiveX) と「その他のブラウザ」版(プラグイン)に分かれていてInternet Explorerとその他のブラウザ両方で利用したい場合、それぞれインストールする必要がある。「その他のブラウザ」版を一回インストールすると、NPAPIに対応したブラウザ(Firefox・Safari・Opera等)の全てで利用可能になる。Flash Player 11.0から64ビット版もリリースされており、64ビットネイティブ版ブラウザでも利用することができるようになった。Windows・macOS版では32ビット・64ビット両対応のインストーラが配布されている。
アンインストールについては、アドビシステムズから「Flash Player Uninstaller」がリリースされており、それを利用するとすべてのブラウザのFlash Playerが削除される[58]。
SWFのファイルフォーマットの仕様は公開されているが、ライセンス上は、この仕様書を再生ソフトウェアの作成に用いることはできなかった。2008年5月1日に、ライセンスが変更されてOpen Screen Projectが始まり、仕様書に基づいた互換プレーヤーを作ることが可能になった[59]。
FlashのファイルフォーマットであるSWFは仕様が公開されており、サードパーティー製のFlash作成ソフトも多数存在する。
ActionScriptの統合開発環境。Adobe製はAdobe Flash Builder。
SWFファイルを読み書きするライブラリ。
2010年4月、AppleのiPhoneやiPadがAdobe Flashをサポートしない理由について、スティーブ・ジョブズは自社ウェブサイト上で「Flashはパソコン (PC) とマウスの時代に作られたものだ。しかしモバイル時代といえば低消費電力機器、タッチスクリーン、オープンなウェブ標準などだ。どれもFlashが及んでいない分野だ」と発表した[60]。
2011年11月9日、アドビはAdobe Flashの携帯端末版の開発中止を表明し、今後はHTML5の開発に注力することを発表した[61]。
日本での本格的な流通はFlash 2の頃からであるが、実際にはFutureSplashの直輸入版も一部店舗では取り扱われていた。
日本においてウェブサイトの一般ユーザーに広くFlashが認知されるようになったのはFlash 4の時期とされる。数々の企業サイトで採用されるに至っていたが、特にフォークデュオのゆずの公式サイト[62]は、そのほとんどをFlashで構築した上、「ゆず一家の家の中」を探索するアドベンチャーゲーム風の演出をそれに取り入れていた。他方で個人制作されたFlash作品もこの時期を境に増え始めており、個人制作Flashの「投稿型コミュニティ」や、自動リンクを用いて主催者が気に入った作品を登録する形式で紹介するウェブサイトが派生してきたのもこの時代である。
制作コストや人材費、時間コストなどはデジタルアニメよりも更に費用がかからない安いアニメを作ることが可能だった。
いわゆるMADムービーの制作ツールとしてFlashが多用されていた時期があり、『サザエさん』や『ドラえもん[63]』、コミックソング等を素材に使用した作品が数多く公開された。一方で個人制作ながら表現において高レベルの水準に到達した『つきのはしずく』(森野あるじ)[64]や、脚本に注力されFlashに興味の無い一般層も抵抗無く作品世界へ引き入れた感動系の始祖『キミとボク[65][66]』(やまがらしげと)など、黎明期を代表する作品が発表されている。
2006年春、『菅井君と家族石』で注目されていたFROGMAN(蛙男商会[65])により、全編Flashで制作されたテレビアニメシリーズ『THE FROGMAN SHOW[66]』が制作され、テレビ朝日・朝日放送にて放映。映画化やゲーム化なども行われた。
Flash Playerは、本格的なプログラミング言語であるActionScriptの処理系を含んでいる。そのためFlashデザイナーやFlexプログラマーは任意の機能を実現できるが、信頼性の保証がないサーバから読み込まれたコンピュータプログラムが動作することについて、コンピュータセキュリティ上の懸念が存在する。
Flash Playerにはサンドボックスモデルに基づいたセキュリティ機構が実装されている。ローカルストレージや周辺機器へのアクセス、ダウンロード元と異なるドメインのサーバとの通信は制限されており、例えば自由に読み書きできるローカルストレージはWebブラウザのCookieに相当するSharedObjectに限られ、ファイルの読み書きにはユーザの選択による許可を必要とする。
このため、通常はFlashによってシステムが破壊されたり、ローカルファイルに保存した情報が盗まれることはないが、Flash PlayerやPDFに埋め込まれたFlashを再生できるAdobe Readerには、コンピュータシステムのクラッシュや悪意のあるプログラムの実行を許す脆弱性が、過去にいくつか発見されている[67]。多くのユーザは、ウェブブラウザに組み込まれたFlash Playerを有効にした状態でWebを利用しているので、それらの脆弱性を突くJSRedir-RやTROJ PIDIEF.INのようなコンピュータウイルスは、修正アップデートが公開されるまでの間に急速に感染を拡大した。
また、サイトを閲覧していると、「アップデートが必要」などのポップアップが現れるが、これは偽物で、クリックすると通知を許可させようとしたりアプリをインストールさせようとする。
Flash 10以降では、ダウンロードのページにあるチェックボックスを手動で外さない限り、McAfee Security Scanが自動インストールされるようになった。旧版のアンインストールについては、アドビシステムズから「Flash Player Uninstaller」がリリースされており、それを利用すると、すべてのウェブブラウザのFlash Playerが削除される[58]。
アドビは2020年12月31日でFlashの配布と更新を終了した[68]。Maxthon Nitroなどと言った一部のウェブブラウザでは現在もAdobe Flashを使用可能である。