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BanG Dream! | |
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ジャンル | ガールズバンド、バンド、青春 |
漫画:BanG_Dream! 星の鼓動 | |
原作・原案など | ストーリー原案 - ナカムラコウ キャラクター原案 - ひと和 |
作画 | 石田彩 |
出版社 | ブシロードメディア |
掲載誌 | 月刊ブシロード |
発表号 | 2015年2月号 - 2016年1月号 |
巻数 | 全2巻+画集 |
話数 | 全12話 |
小説:BanG Dream! バンドリ | |
著者 | 中村航 |
イラスト | ひと和 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | アスキー・メディアワークス 電撃文庫(文庫版) |
発売日 | 2016年8月25日 2019年1月10日(文庫版) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
BanG Dream!(バンドリ!)は、『月刊ブシロード』で連載された同名の漫画作品およびイラスト連載をもとにしたメディアミックスプロジェクトである[1]。 本プロジェクトは、高校生がガールズバンドを結成、バンド活動を通し、少女たちの成長を描く物語である[2]。
ストーリー展開としては、小説『BanG Dream! バンドリ』、漫画『BanG_Dream! [星の鼓動]』が同一世界観の物語となり、この2作品を原案として後述するメディアミックス作品が制作された。該当時期の作品展開は公式にて、「『BanG_Dream!』時代」とタイトルにアンダースコアが含まれた表記で記されている[3]。
上記2作品を原案として制作された、テレビアニメ『BanG Dream!』シリーズ、アプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』、コミカライズ作品『コミック版 BanG Dream! 』『BanG Dream! ガールズバンドパーティ! Roselia Stage』『RAiSe! The story of my music』は同一世界観・設定による連動したストーリーが展開されており、アニメ、ゲーム、漫画の各シナリオ陣が連携してストーリーを展開している[4]。そのため、各メディアでストーリーを補完しあいながらシナリオが展開され、すべてのメディアを追うことでシナリオをさらに楽しめるようになっている[5]。
そのプロジェクトの一環として『Poppin'Party(ポッピン パーティ)』、『Roselia(ロゼリア)』、『RAISE A SUILEN(レイズ ア スイレン)』、『Morfonica(モルフォニカ)』、『MyGO!!!!!(マイゴ)』、『Ave Mujica(アヴェ ムジカ)』、『夢限大みゅーたいぷ』が声優ユニットのリアルバンドとして活動している。
RAISE A SUILENのメンバーとAve Mujicaのメンバーは、本名とは別に、ステージネームも持っている。
本プロジェクトには、Poppin'Party、Roselia、RAISE A SUILEN、Morfonica、MyGO!!!!!、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷ、Afterglow、Pastel*Palettes、ハロー、ハッピーワールド!、Glitter*Greenという11組のガールズバンドが存在し、プロジェクトの中核を担っている。また、これらのバンドから何人かメンバーをピックアップして、特別に編成された合同バンドも存在する。
このうち、Poppin'Party、Roselia、RAISE A SUILEN、Morfonica、MyGO!!!!!、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷの7組は、リアルバンドとしても活動している。
Poppin'Party、Roselia、RAISE A SUILEN、Morfonica、MyGO!!!!!、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷ以外のバンドは、ボーカルを務めるメンバーが中心となり各種イベントやライブなどに参加している。ライブの際の各バンドの演奏は結成の経緯から原則としてRAISE A SUILENが務める。
Poppin'Party(ポッピン パーティー)[注 1]は、メディアミックス作品「BanG_Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによる実在するバンド形式の5人組女性声優ユニットである。略称「ポピパ[注 2]」。現実世界における所属レーベルはブシロードミュージック。
同バンドは2015年2月28日のプロジェクト始動とともに結成された[7]。
Roselia(ロゼリア)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによる実在するバンド形式の5人組女性声優ユニット[8]の名称である。現実世界における所属レーベルはブシロードミュージック[9]。 ユニットのコンセプトはゴシックである[10]。
RAISE A SUILEN(レイズ ア スイレン)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」にて、『Pastel*Palettes』『ハロー、ハッピーワールド!』『Afterglow』のバックバンドを務めたメンバーで結成されるバンド形式の5人組女性ユニットの名称である[17][18]。所属レーベルはブシロードミュージック[19]。略称は『RAS』(ラス)。バンド名やキャラクター名はテレビアニメのシリーズ構成・脚本である綾奈ゆにこが提案したものが採用されている[20]。
元々は、『Pastel*Palettes』など、プロジェクト内の一部ユニットのバックバンドとして結成された[21][22]。活動初期は『THE THIRD(仮)』の名義で活動していたが、のちにRAISE A SUILENに改名した。
2020年7月には、『We are RAISE A SUILEN〜BanG Dream! The Stage〜』が、上演された[23][24]。
過去には花園たえ役の大塚紗英がサポートギターとして参加していた。
Morfonica(モルフォニカ)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優、ミュージシャンたちによる実在するバンド形式の5人組女性声優ユニットの名称である。略称「モニカ」。現実世界における所属レーベルはブシロードミュージック。
他のバンドとの違いとしてバイオリンのメンバーが在籍しており、「幻想的な世界観を奏でる、バイオリンロックバンド」と紹介されている。
MyGO!!!!!(マイゴ)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優、ミュージシャンたちによる実在するバンド形式の5人組女性声優ユニットの名称である。現実世界における所属レーベルはブシロードミュージック。これまでの既存バンドと異なり、基本的に楽曲制作はSUPA LOVEが担当している。
「"現実(リアル)"と"仮想(キャラクター)"が同期するバンド」がコンセプト。当初は担当声優が非公開であり、4thライブにてアニメ化が発表されたのと同時にキャストが公開された[25][26]。また、キャラクターの苗字もそれまでは公開されていなかった。
Ave Mujica(アヴェ ムジカ)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズメタルバンド[27]、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによる実在するバンド形式の5人組女性ユニットの名称であり、6組目のリアルバンドでもある。レーベルはブシロードミュージック。これまでの既存バンドと異なり、基本的に作詞はDiggy-MO'、作曲はSUPA LOVEが担当している。
タグラインは、『…ようこそ。Ave Mujicaの世界へ』。「Ave」はラテン語で「ようこそ」「こんにちは」という意味を持ち、「Mujica」はラテン語で「音楽」という意味を持つ。
2023年2月4日の「BanG Dream! 11th☆LIVE」の日に、突如として告知されたバンドである。同年4月10日、ボンボンTVのえっちゃんのもとに謎の箱が届き、彼女が箱の開封に悪戦苦闘した結果、ついにAve Mujicaの姿が明らかとなった[28]。そして、4月10日、1曲目のオリジナル楽曲である「黒のバースデイ」が公式YouTubeチャンネルで公開された[29]。
当初は担当声優が非公開であった。テレビアニメ「It's MyGO!!!!!」では、仮面を取ったメンバーが先行して登場し、声優も公開されたが、その段階ではメンバーであることは伏せられていた。第13話にてAve Mujicaが結成され、それと同時にそれぞれがメンバーであることも発表された[30]。
他のバンドの違いとして、7弦ギターと5弦ベースを使用している。Ave Mujicaメンバーの使用しているギター・ベースはいずれもシェクター製である[31][32]。
現在Ave Mujicaの公式YouTubeチャンネルには、Ave Mujicaの世界観を演出するための伏線として、『ホントウノワタシ -再生-[33]』『マヨイコンダモリ -探索-[34]』『コタエヲサガシテ -摩擦-[35]』『キオクトゲンソウ -過去-[36]』『カクセイヘノウタ -招待-[37]』『Prelude[38]』という6つの動画が公開されている。なお、これらのボイスドラマに登場する『瑠奈(るな)』『莉伽(りか)』という2人のキャラクターは、Ave Mujicaのメンバーではない。
現在Ave Mujicaの公式ホームページには、
という暗号文が掲載されているが、解答や掲載意図などの詳細については、まだ明らかになっていない[39]。
彼女たちの物語を描くTVアニメ「BanG Dream! Ave Mujica」が、2025年1月2日に放送予定である[40]。これは、2023年夏に放送された「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」の続編にあたる。
発売日 | タイトル | 規格品番 | オリコン 最高位[41] | ||
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限定盤 | 通常盤 | ||||
1st | 2024年4月24日 | 素晴らしき世界 でも どこにもない場所 | BRMM-10785 (CD+Blu-ray) | BRMM-10786 | 13位 |
2nd | 2025年1月15日(予定) | KiLLKiSS | BRMM-10886 (CD+Blu-ray) | BRMM-10887 |
発売日 | タイトル | 規格品番 | オリコン 最高位[41] | ||
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限定盤 | 通常盤 | ||||
1st | 2023年9月13日 | Alea jacta est | BRMM-10671 | BRMM-10672 | 14位 |
2nd | 2024年10月2日 | ELEMENTS | BRMM-10835(特装盤 CD+Blu-ray) BRMM-10836(限定盤 CD+Blu-ray) |
BRMM-10837 | 5位 |
# | 開催年 | タイトル | 会場 |
1 | 2023年 | Ave Mujica 0th LIVE「Primo die in scaena」[注 4] | 6月4日 中野サンプラザ(東京都) |
2 | 2024年 | Ave Mujica 1st LIVE「Perdere Omnia」 | 1月27日 横須賀芸術劇場(神奈川県) |
3 | Ave Mujica 2nd LIVE「Quaerere Lumina」 | ||
4 | Ave Mujica 3rd LIVE「Veritas」 | 10月13日 河口湖ステラシアター(山梨県) | |
5 | Ave Mujica 4th LIVE「Adventus」 | 12月15日(予定) 武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都) | |
6 | 2025年 | MyGO!!!!!×Ave Mujica 合同ライブ | 4月26 - 27日(予定)Kアリーナ横浜(神奈川県) |
シリーズ初のバーチャルバンドプロジェクト。略称はゆめみた。
Afterglowは、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによるユニットであり、ブシロードミュージックに所属している。
同ユニットは、同学年の幼馴染たちによって結成されたという設定であり、その音楽性は直球のロックであると表現されている[44]。
ライブでは主に 佐倉綾音(美竹蘭 役)がボーカルとして参加しているほか、 三澤紗千香(青葉モカ 役)がギター演奏を披露している。
Pastel*Palettesは、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによるユニットであり、ブシロードミュージックに所属している。
アイドルとバンドの融合をテーマとした同ユニットは、物語において芸能事務所の企画として結成されたという設定がある[44]。
ライブでは主に前島亜美(丸山彩 役)がボーカルとして参加している。なお、前島が体調不良により2022年11月30日から2023年8月31日まで芸能活動を休止していた間は、代役を立てずに音声を収録しない措置が行われていた[44][45]。
ハロー、ハッピーワールド!は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の5人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによるユニットであり、ブシロードミュージックに所属している。
ライブでは主に 伊藤美来(弦巻こころ 役)がボーカルとして参加している。
Glitter*Green(グリッターグリーン)は、メディアミックス作品「BanG Dream!」に登場する架空の4人組ガールズバンド、およびそのキャラクターの声を担当する声優たちによるユニットであり、ブシロードミュージックに所属している。
作中では、Glitter*Greenは、主人公の戸山香澄にバンド結成を志すきっかけを与えた先輩バンドという位置づけである。(アニメ第1期より)
ライブでは、主に三森すずこ(牛込ゆり 役)がボーカルとして参加している。
楽曲 | タイアップ | 時期 |
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Don't be afraid![注 5] | テレビアニメ『BanG Dream!』挿入歌 | 2017年 |
テレビアニメ『BanG Dream! 2nd Season』挿入歌[注 6] | 2019年 | |
Glee! Glee! Glee! | テレビアニメ『BanG Dream!』挿入歌 | 2017年 |
楽曲 | タイアップ | 時期 |
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クインティプル☆すまいる | テレビ番組『バンドリ!TV』エンディングテーマ | 2018年 |
ピコっと!パピっと!!ガルパ☆ピコ!!! | ショートアニメ『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』挿入歌 |
楽曲 | タイアップ | 時期 |
---|---|---|
ひとりじゃないんだから | テレビアニメ『BanG Dream! 2nd Season』挿入歌 | 2019年 |
2015年1月より、ブシロード代表[注 7]木谷高明によって企画されたメディアミックスプロジェクト。2013年、ブシロードが配信するスマートフォン向けのリズムゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』の成功により、音楽を中心に据えたコンテンツの可能性に気付いた木谷は、スマートフォンがゲームや音楽コンテンツとの相性が良いことから音楽を中心に据えたコンテンツができないか考えていた。そのとき、ブシロードのとある社員から2014年2月に開催された『THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2014』にて愛美のギターによる生演奏を聴き、彼女にガールズバンドをやってもらいたいという報告を受けた。この報告を聞いた木谷は愛美の演奏に可能性を感じ、ガールズバンドでキャラクターコンテンツを作る新たなプロジェクトを2014年3月に始動した[46]。
企画が立ち上がった2014年の段階で2015年4月にリアルライブを行うことは決められていた。また、テレビアニメ企画、ゲームアプリ企画も同時期に企画され、お互いに協力していく形で企画が進められた[4]。企画は楽器が演奏できる声優探しから始まり、声優の人選・スカウトを木谷自らが行った。そのこともあり、『Poppin’Party』のキャラクター設定は声優本人と共通点の多いものとなっている[47][48]。その後、2015年4月18日に開催されたPoppin'Partyの1stライブ『BanG_Dream! 1st Live 「春、バンド始めました!」』にアニメやゲームなどの各メディアミックス企画の関係者が訪れ、このライブをもとに作品全体のコンセプトを固めていった[4]。ライブパフォーマンスに関しては読者モデルで結成されたガールズバンド「SILENT SIREN」のライブパフォーマンスを参考にしていた[49]。
「BanG Dream!」には「夢を撃ち抜け!」という意味があるが、その他にも意味が込められており、その意味は小説版『BanG Dream! バンドリ』で語られる[50]。また、テレビアニメ第3期からもこの単語が登場しているが、原作小説とは成り立ちが異なっている。当初は『BanG_Dream!』とアンダースコアが含まれた表記だったが、世界観・設定が変更された2016年以降は半角スペースに変更されている[注 8]。
プロジェクト開始時点では「愛美を主人公としたガールズバンドもの」というコンセプトでシナリオ制作が開始された。シナリオは「キャラクターとリアルがリンクする」をコンセプトとしているため、キャストによる活動で起きた出来事によってキャラクターやストーリーを修正する工程が繰り返し行われた。そしてメディアミックスが本格始動した2016年終盤に現在の形に落ち着くことになった[51]。
物語のキーワードである星のイメージは香澄が使うギターである「ランダムスター」からきている。これは「女子高生がランダムスターを持ったら面白い」というストーリー原案の中村航の案からきている。このキーワードをもとに物語序盤の「星」を絡めた数々の展開や香澄の口癖である「キラキラドキドキしたい」が生まれる[51]。
中村は、物語の骨子として「主人公の戸山香澄が星を集めていく過程でギターの一つであるランダム『スター(星)』に出会い、彼女が幼いころに持っていたホシノコドウを取り戻す物語」を着想し、それをもとにストーリーを制作した。ファンの間では香澄が出会った「星=STAR」は「S(山吹沙綾)T(花園たえ)A(市ヶ谷有咲)R(牛込りみ)」であると予想されていたが、中村自身はそのことをファンから伝え聞いて初めて気づき、「僕自身も、まるで星を見つけたような気分だった」と語っている[52]。Poppin’Partyの設定面では中村の実際の体験談をもとにしている部分もあり、高校で音楽をはじめ、数か月をかけてバンドができあがっていった過程や、質屋でギターを購入してメンバーと蔵でバンド練習をしていた点などは中村が実際に経験した出来事である[52]。
Poppin’Partyのオリジナル楽曲の作詞に関しても、ほぼ全ての楽曲を中村が一人で担当。作詞では、「香澄が作詞している」という要素を大事にしており、香澄以外からは出てこないであろう「強い言葉」を必ずひとつは取り入れている。また、聴く人が共感する「メッセージ性」と、短い歌詞の中でも感じられる「物語性」を共存させることが制作のコンセプトになっている。中村は、これらの要素をすべて満たした楽曲として、「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」、「八月のif」、「キズナミュージック♪」を挙げている[51]。
プロジェクトの統括は企画発案者の木谷高明が務め[10]、企画・原作をブシロード、音楽・イベント制作およびマネージメントをブシロードミュージックがプロデュースしている。
楽曲制作は、音楽家の上松範康を中心にElements Gardenがプロデュースしており、オリジナル楽曲制作やアニメ版の劇伴制作のほか、スマートフォンゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下ガルパ、2017年3月16日配信)で採用されている各種カバー曲の編曲も担当している[注 9]。作詞は『Poppin'Party』の楽曲をストーリー原案の中村航[注 10][注 11]、それ以外の楽曲を主にElements Garden所属の織田あすかが担当している[注 12]。キャスト陣への演奏の指導は上松やプロの講師陣が行っており、各キャストに一人の専属講師が付き指導している[47]。『ガルパ』のゲーム内BGM、SEは作曲家の三矢禅晃が担当している[53]。
原作・ストーリー原案には、メディアミックス経験があるほか、約10年間バンドを組み作詞の経験もある小説家の中村航が起用された。詳細な起用経緯について中村は、彼の著書である『ぐるぐるまわるすべり台』を読んだブシロードの編集者が中村を推薦したと後に話している[51]。中村は、世界観やキャラクター設定、各メディアミックス作品のストーリー原案、小説『BanG Dream! バンドリ』の執筆やコミカライズ作品『RAiSe! The story of my music』の原作担当、プロジェクトの主軸である『Poppin'Party』の楽曲の作詞を担当している。また、別の世界観を舞台とするプロジェクト『ARGONAVIS from BanG Dream!』のストーリー原案・作詞も務めている。テレビアニメのシリーズ構成・脚本は綾奈ゆにこが務め、『ガルパ』のシナリオ制作・関連作品監修はCraft Eggシナリオチームが担当している[54]。
キャラクター原案は、『Poppin'Party』の初期デザインをイラストレーターのひと和が担当。ミュージックビデオ『Yes! BanG_Dream!』からテレビアニメ第1期までのデザインはひと和のキャラクター原案をもとにアニメーターの仁多マツコが手掛けている。『ガルパ』では本作より登場する4バンドを含むゲーム内キャラクターのキャラクター原案・キャラクターデザイン・イラスト制作をCraft Eggイラストチームが担当している[55]。テレビアニメ第2期以降のアニメーションキャラクターデザイン及び『RAISE A SUILEN』のキャラクターデザインはアニメーターの植田和幸が担当[56]。
アニメーション企画は、2015年に立ち上げられたブシロードとOLMによるアニメ企画・制作のブランド「ISSEN」が、プロジェクト第1弾としてPoppin'Partyのデビューシングル『Yes! BanG_Dream!』の原作・設定制作、プロデュースを担当[57]。以降、テレビアニメ第1期までの企画・原作・プロデュースをISSENが担当した。『Yes! BanG_Dream!』から『ティアドロップス』までのミュージックビデオやテレビアニメ第1期のアニメーション制作はISSENとXEBECにより共同で制作され、ライブシーンを中心にCGアニメーション制作をSMDEが担当した。テレビアニメ第2期・第3期からは原作がブシロード単独に変更され、アニメーション制作を3DCGアニメーションスタジオのサンジゲンに変更。スタッフもほぼすべて一新された。サンジゲンは『Neo-Aspect』より『ガルパ』ゲーム内にて配信されるミュージックビデオの制作や短編アニメ『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』の共同制作を担当している[58]。
ゲームアプリ企画は、サイバーエージェント傘下のCraft Eggが開発・運営を担当。作品全体のコンセプトはCraft Eggが決めており、イラスト制作、シナリオ制作なども務めているほか、関連作品監修やテレビアニメ第2期以降のアニメーション作品のキャラクター原案、制作協力も務めている[48]。
バンド形式の声優ユニットとして『Poppin'Party』と『Roselia』が、バンド形式ではない通常の声優ユニットとして『Afterglow』、『Pastel*Palettes』、『ハロー、ハッピーワールド!』がそれぞれ活動している。特に『Poppin'Party』と『Roselia』は「キャラクターとリアルライブがリンクする! 次世代のガールズバンド・プロジェクト[注 13]」と銘打って、各キャラクターを担当する声優が実際にバンドを組み、ライブでは作中のキャラクターにちなんだ楽器を演奏している。『Afterglow』『Pastel*Palettes』『ハロー、ハッピーワールド!』の担当声優は楽器演奏をしておらず、ボーカル以外のメンバーは基本的にバックコーラスのみの参加となっている[注 14]。この3バンドのバックバンドは女性バンド『RAISE A SUILEN』が担当しており、カバー曲やオリジナル曲の演奏も行っているほか、テレビアニメ『BanG Dream! 2nd Season』からはキャラクターとしての作品展開もされており、一部キャラクターがアプリゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』にてシーズン2から登場しており、2020年初夏にユニットとして実装された。また、ガルパ3周年となる2020年3月からは新バンド『Morfonica』が活動を開始し、ゲーム内にユニットとして実装されたほか、第4のリアルバンドとして実際にライブ活動も展開している。
なお、2019年から本格始動したブシロードの新音楽プロジェクト『D4DJ』には、主人公「Poppin'Party」戸山香澄役の愛美[注 15]を筆頭として、当プロジェクトと兼任しているキャストが現在9名[注 16]いる。その内、「Morfonica」の広町七深役西尾夕香[注 17]と倉田ましろ役進藤あまね[注 18]、及び「Ave Mujica」のモーティス役渡瀬結月[注 19]とティモリス役岡田夢以[注 20]は、『D4DJ』での起用の方が先で、後から当プロジェクトへ起用された逆起用パターンである。
また、「Roselia」白金燐子役の志崎樺音[注 21]と「Pastel*Palettes」丸山彩役の前島亜美[注 22]も過去にプロジェクトを兼任していた。
プロジェクトのキャッチコピーは、「キャラクターとリアルライブがリンクする! 次世代のガールズバンド・プロジェクト」。「キャラクター」をテレビアニメ、アプリゲーム、コミカライズ作品のストーリー、「リアル」をCDリリースや生演奏によるライブなどの声優ガールズバンドの活動と位置づけており、「リアル」と「キャラクター」が共に成長していくことで、新しい感動と共感を生み出すことをコンセプトとしている[59]。また、木谷は、宣伝の際に他の音楽コンテンツとの差別化を図った点として、「リアルバンド」と「カバー曲」を挙げている[60]。
プロモーションとしてはアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』をプロジェクトの中心として、リアルライブ、アニメーション、コミカライズ作品などを展開している。アプリゲームをプロジェクトの中心としている理由として、アニメ作品の場合、ヒットしても次のコンテンツを仕掛けるために2年近くかかってしまうことが多いため、その間の空白の期間を毎日繋ぐことができるコンテンツとしてアプリゲームが選ばれた。さらに、音楽コンテンツであれば、アニメや小説と違い、街中で偶然聞いてもらう可能性もあれば、気に入ってもらえれば100回以上聴く人は多いため、宣伝力の高さからアプリゲームと音楽コンテンツの組み合わせが考えられた[59]。また、楽曲の宣伝に加え、実際に演奏している映像を見てもらうことで「リアルバンド」の説得力を高めるため、実際のライブ映像をYouTubeに積極的にアップしている[46]。
プロモーションとしてはアプリゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』をプロジェクトの中心として、リアルライブ、アニメーション、コミカライズ作品などを展開している[47](ゲーム展開に関する詳細はバンドリ! ガールズバンドパーティ!を参照)。
BanG Dream!プロジェクトではプロジェクトを主導するブシロードを中心にアプリゲーム制作のCraft Egg、アニメーション制作のサンジゲン、音楽制作のElements Garden、コミカライズ制作陣、リアルバンドの声優陣がこまめに意見交換を行いプロジェクトを展開している。そのため、ストーリー展開がメディアを超えて連動しており、アニメで描ききれなかった要素をゲームで描く、リアルバンドのライブを生かしてキャラクターの振り付けを決める、キャストの人柄をキャラクターにフィードバックするなど、各メディアでストーリーを補完しあいながらシナリオが展開されており、すべてのメディアを追うことで物語をさらに楽しめるようになっている[5]。
メディアミックス展開および担当声優の入れ替わり、リアルバンドのうち、記事が存在しないAve Mujicaの来歴について記載。リアルバンドで記事が存在するPoppin'Party、Roselia、RAISE A SUILEN、Morfonica、MyGO!!!!!、夢限大みゅーたいぷの来歴は各記事を参照。スマートフォン用ゲームアプリ『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』のメディアミックス展開については、下記のアプリゲーム項を参照。
漫画『BanG_Dream! 星の鼓動』及び小説『BanG Dream! バンドリ』は、テレビアニメ第1期以降のメディアミックス作品とストーリーやキャラクター設定、世界観設定が異なるものの、物語の舞台や展開、キャラクター設定の一部や作中に登場するフレーズなどは後のアニメ及びゲーム版の原案設定や楽曲の歌詞に引き継がれている。 本作は、Poppin'Partyのデビュー曲「Yes! BanG_Dream!」や「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」、「走り始めたばかりのキミに」のタイトル、歌詞に関連しながら物語が進み、楽曲も作中に登場する。また、本プロジェクトのタイトル『BanG Dream!』の正体も本作で明らかとなっている。
作中で登場人物が作っている楽曲は実際に制作され、CDとしてリリースされている。戸山香澄が作詞、市ヶ谷有咲が作曲した「じゃんぴん・しゃっふる」は「ぽっぴん'しゃっふる」として、香澄が作詞、牛込りみが作曲した「りみりん夏の三三七拍子」は「夏空 SUN! SUN! SEVEN!」として、香澄が作詞、花園たえが作曲した「ルイテキ革命」は「ティアドロップス」として楽曲が制作された。そして、香澄が作詞・作曲した「小心者のテーマ」は作中で「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」とタイトルを変えて登場している。さらに「走り始めたばかりのキミに」は山吹沙綾が作詞・作曲を務めた設定になっている。また、作中で香澄たちが購入したバンドスコアをもとに練習した楽曲として「空色デイズ」「God knows... 」「コネクト」「ライオン」「小さな恋のうた」「君の知らない物語」など複数の楽曲が挙げられており、そのうち複数の楽曲がリアルライブで披露されたり、アプリゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』にカバー楽曲として実装されている。
引っ込み思案な性格の高校1年生・戸山香澄は、過去に大好きだった音楽を周りから馬鹿にされて以来、歌が歌えなくなり自分の気持ちを表に出せなくなってしまう。高校に入学してからも友達ができず一人ぼっちとなり、定時制に通う謎の人物「サアヤ」との机の上の落書きを通した交換日記だけが自分の気持ちを打ち明けられる時間だった。サアヤが教えてくれた魔法の言葉「POPPING! 」は、いつも香澄に少しだけ勇気を与えてくれた。 そんな憂鬱な日々を過ごしていたある日、街中で星のシールを見つけ、そのシールをたどり行き着いた質屋で赤い星型のギター「ランダムスター」をみつける。そのギターを見た香澄は、かつて聞いた「星の鼓動」を再び感じ取る。質屋で出会った少女・市ヶ谷有咲から彼女の父親の遺品でもあるランダムスターを触らせてもらった香澄は、以前、ランダムスターを見たときに感じたものが星の鼓動だったと確信し、自分のやりたいことを見つける。一方、ランダムスターを持った際に香澄が偶然発した「BANG! DREAM!(夢を打ち抜け!) 」という言葉に運命を感じた有咲は、香澄にランダムスターを安く売る条件として、彼女を主人公とするゲーム『BanG_Dream!』を提案する。サアヤの応援を受けながら、有咲の提示するミッションをこなしていく中で、香澄はギターや音楽について学び成長していった。そんなある日、香澄たちは、とある事情から学校の先生に有咲を登校させるように頼まれたベースが弾ける不思議な少女・牛込りみと出会う。有咲の提案でりみをバンドに引き込むことになった香澄は、サアヤからのアドバイスもあり、りみを勧誘することに成功。3人バンド「蔵 Praty(仮)」、略して「クラパ」を結成する。3人は有咲の亡き父が残した「成り上がりノート」に記された『In the name of BanG_Dream!(BanG Dream!の名のもとに)』という言葉をもとに『Yes! BanG_Dream!』というタイトルで曲を作ることを決める。作詞を担当することになった香澄は、相談相手であるサアヤとの机の上の落書きによるやり取りを通して歌詞を完成させる。さらに、学校の屋上でギターを弾いていた少女・花園たえが弾いていた曲に引き寄せられた香澄は、彼女をバンドに勧誘して楽曲を完成させる。メンバーが4人となった蔵 Praty(仮)は、商店街の夏祭りのステージで初のライブを行い成功を収めるが、そのライブを遠くから見つめていた少女がいた。ライブの後、香澄は机の上の落書きを通してサアヤが4人のライブを見ていたこと、ドラムの経験があることを知る。落書きを通してバンドに誘うも断られた香澄は、サアヤに会いたいことを伝える。その想いを受け取ったサアヤは、星のシールを学校から自宅まで貼っていき、4人を自宅まで導いた。次の日の朝、星のシールをたどり山吹沙綾に出会えた4人だったが、バンドに入ることに関しては再び断られてしまう。どうすればよいか迷っていた香澄に対し有咲は「自分のスタートになるような歌を創りなさい」と言い渡し、その曲が完成するまで蔵への出入り禁止にしてしまう。
『BanG Dream!』の舞台となっているのは、東京都新宿区などに跨る都電荒川線沿線である[98]。都電荒川線の早稲田停留場は花咲川女子学園の近くに位置するという舞台設定のため、しばしば作中に登場する[99]。また、神田川沿いの遊歩道は香澄らPoppin'Partyのメンバーが登下校する際に登場し、彼女達がバンド練習の場として使っている有咲の家はその近辺にある蕉雨園がモデルとなっている[100]。そのため、蕉雨園に向かうまでの道のりとして関口芭蕉庵近辺の胸突坂や、神田川にかかる駒塚橋[100]、江戸川公園が作品に登場する[101]。そのほか、沙綾の実家が経営している「やまぶきベーカリー」がある商店街は江戸川橋地蔵通り商店街を基に制作されている[102]が、実際にモデルとなったパン屋は現存しないとされている[103][注 24]。なお、物語に登場する「北沢精肉店」や「羽沢珈琲店」も本商店街に軒を並べるが、現実で作中の設定に対応する位置には異なる業態の店舗が存在している[102]。また、アニメ第3期第8話でバンドメンバーによる温泉ツアーの集合場所として登場するのが、同商店街の入口付近にある子育地蔵尊に当たる[105]。
早稲田停留場周辺以外にも、大塚駅前停留場付近はたえが一人で路上ライブを敢行する場所であり、近隣の南大塚公園はたえとレイヤにとっての思い出の場所として登場する[105]。なお、戸山姉妹の自宅の最寄り駅は飛鳥山停留場がモデルとなっており、その近くの飛鳥山公園も作中で使用される[106]。
一方、Afterglowのメンバーなどが通う羽丘女子学園の最寄り駅として登場するのが学習院下停留場であり、アニメ第2期第9話でたえがPoppin'Party結成1周年記念ライブに参加するため疾走する場所は文京区目白台付近にある富士見坂がモチーフとなっている[106]。その近くにある面影橋停留場はアニメ第2期のキービジュアルの背景に使用され、そこから早稲田通り方面に向かった先にある銭湯・金泉湯は六花の下宿先「旭湯」の一部モデルとなっている[107]。「旭湯」の内装は大阪市此花区にある千鳥温泉が原型となっており、アニメの脚本を担当した綾奈ゆにこが実際に住み込みで働き[108]、取材を行っている[109]。そのほか、ライブハウス「SPACE」は埼玉県川口市にある「西川口Hearts」がモデルとなっている[110]。
なお、都電荒川線は、2019年8月末から10月中旬までに映画『BanG Dream! FILM LIVE』と[111]、その翌年上旬にはアニメ『BanG Dream! 3rd Season』とタイアップしており、キャラクターのラッピング電車が走行するなどの企画も実施されている[105]。また、『BanG Dream!』の舞台となった早稲田駅周辺は、アニメツーリズム協会が選出する2020年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の1つとしても選ばれている[112]。
全てリットーミュージックより発売されている[76][77]。
「Yes! BanG_Dream!」から「ティアドロップス」までの主要スタッフ、制作会社はテレビアニメ第1期と同様である。アプリゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティー!」バンドストーリー第2章以降に配信されたミュージックビデオの制作スタッフに関する詳細は下記のバンドリ! ガールズバンドパーティ!#スタッフを参照。
第1期が2017年1月から4月までTOKYO MXほかにて全13話が放送され、同年8月19日にはOVAが先行放送された[115]。第2期は『BanG Dream! 2nd Season』という題名で、2019年1月から3月まで放送された[116]。第3期『BanG Dream! 3rd Season』は当初2019年10月から放送を開始する予定だったが諸般の事情により放送が延期され、2020年1月から4月まで放送された[93]。
テレビアニメ第1期ではPoppin' Partyの結成を描いている。
テレビアニメ第1期はミュージックビデオとともに、ISSEN(ブシロードとOLMによるアニメ企画・制作のブランド)によるアニメーション企画第1弾として企画された[57]。第1期の制作体制は、「Yes! BanG_Dream!」から「ティアドロップス」までのミュージックビデオを制作した時と同じく、ISSENとXEBECが共同制作、ライブシーンのCGパートを小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント(SMDE)が担当した。
第1期には、一部キャラクター達がアプリゲーム『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』(以下:ガルパ)から配信に先行する形で登場しているが、キャラクター設定はゲーム版と異なる。
さらに、テレビアニメ第1期の内容はバンドストーリー0章として『ガルパ』ゲーム内で配信されているが、0章ではキャラクター設定や一部シナリオがゲーム版に準ずる形に変更されている。
第1期に関連する作品として、ストーリー原案の中村航がネーム監修・各話タイトル制作をした「コミック版 BanG Dream!」があり、文化祭までの物語がコミカライズされた[117]。また、アニメでは描かれてない各キャラクターの心情や設定の補足がなされており、『ガルパ』に登場する各バンドも背景に登場している。
第2期では、第1期及び『ガルパ』シーズン1開始時点より1年が経過し、登場人物たちが全員進級した形で登場する。
また、ストーリーはテレビアニメ第1期だけではなく『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』シーズン1を前提としたストーリーが展開される。さらに、今作より監修として『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』の開発を務めるCraft Eggがキャラクター原案、シナリオ監修として参加している。第2期より初登場した設定やキャラクターは『ガルパ』シーズン2よりゲーム内に実装された。ゲーム内でもアニメ第2期の物語を前提にストーリーが進められており、『ガルパ』にて「RAISE A SUILEN」が実装されて以降は第2期の物語は既に起きたこととして登場人物たちの口から語られている。
第2期の制作体制は第1期から大幅に変更され、アニメーション制作はサンジゲンが担い、一部の例外を除いてほぼすべてを3DCGを使用したアニメーションで制作された[118]。その一方で、製作総指揮の木谷高明、ストーリー原案の中村航、シリーズ構成・脚本の綾奈ゆにこ、Elements Gardenを中心とする楽曲チームは続投する[119][120]。
第3期は、第2期最終話より4ヶ月経過した10月の秋より物語が始まり、少女たちがガールズバンド大会「BanG Dream! Girls Band Challenge!」への出場を目指して奮闘する様子が描かれている。
また、第3期のストーリーは、Roseliaが「FUTURE WORLD FES.」への出場権を既に得ているなど『ガルパ』シーズン2の夏から秋にかけて起きた出来事も前提として前提としてストーリーが展開されている。
なお、『ガルパ』では、第3期の物語が「RAISE A SUILEN」バンドストーリーとして実装されている。
2019年9月13日には、アニメ映画『劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」』が公開された。
サンジゲンが制作した同作は、テレビアニメ第2部のライブシーンをもとに、新規ライブシーンやMCなどを加え、3DCGライブアニメーション映画として再構成されている[60]。 登場するバンドはPoppin’Party、Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、そしてハロー、ハッピーワールド!の5組である[121]。 また、2021年8月20日からは第2弾となる『劇場版「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」』が公開された[122]。
『劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia』は2021年に公開された二部構成の映画である[123]。2021年4月23日に前編『I.約束』が、6月25日に後編『II.Song I am.』が公開された。
同作はRoseliaを主題としており、物語はゲーム内のバンドストーリー「ノーブル・ローズ」を主軸としている[124]。
『劇場版 BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!』は、2022年1月1日に公開されたアニメ映画である[122]。
同作は、テレビアニメ第3期の後日談にあたり、武道館でのライブを成功させたPoppin' Partyがある人物との出会いをきっかけに海外へ渡る様子を描いている[122]。上映時間は71分[125]。
『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』は、ブシロードのiOS・Android向けアプリケーションゲーム。略称は「ガルパ」。ジャンルはリズム&アドベンチャーゲーム[126]。開発元はCraft Egg[126]。キャッチコピーとして「はじめよう、私たちのバンド活動(ライフ)!」、4周年以降のキャッチコピーとして「まだまだ止まらない、私たちのバンド活動(ライフ)!」が掲げられている。
iOSおよびAndroid用ゲームアプリとして、ブシモより2017年3月16日配信された[127][128]。日本国外でも配信がされており、英語版、繁体字版、韓国語版、簡体字版が存在する。
同作のシナリオはシーズン単位に分かれており、シーズン1ではテレビアニメ第1期から香澄たちが進級するまでの1年間の物語、シーズン2ではテレビアニメ第2期の物語を前提とし少女たちの2年目の物語が描かれる。
プロジェクトでの関連イベントおよびコラボレーション展開を記載。『BanG Dream!プロジェクト』では、様々な企業とのコラボレーション企画を積極的に行っている。これはアニメやゲームファン以外にも様々な人に向けた幅広い内容のコラボレーションを行うため[4]。ガルパとのコラボレーション展開は「バンドリ! ガールズバンドパーティ!#関連イベント・コラボレーション」を参照。
2018年以降、2019年6月時点まで、本プロジェクトは、ブシロードグループ全体におけるIPの売上高トップとなっており、売り上げは年間40億円以上を超えている[168][169]。
『バンドリ!ガールズバンドパーティー!』は2017年3月の配信開始以降、App Storeのセールスランキングで上位圏内を維持し、2017年内に約91億円の売上高を記録。2周年記念の2019年3月にはセールスランキング初の1位を獲得し、サイバーエージェントグループにおけるゲーム事業の収益に貢献した[170][171][172]。国内のユーザー数は2019年7月29日時点で1000万人、全世界ユーザー数は2018年7月29日時点で1000万人を突破している[173][174]。
2017年12月4日に発表された『Google Play 2017年 ベストゲーム』では、Android用ゲームアプリとして、ユーザー投票部門とアトラクティブ部門の2部門にて『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が大賞を受賞した[175][176]。
Twitter日本語版公式アカウントにて毎年12月5日に発表される「日本国内でもっとも多く使われたアカウント」の2017年エンターテインメント編第3位、2018年ゲーム編第5位に『バンドリ! ガールズバンドパーティ!Twitter公式アカウント』が選ばれ、「日本国内でもっとも多く使われたハッシュタグ」の2017年エンターテインメント編第8位、2018年ゲーム編第6位に『#バンドリ』、2018年ゲーム編第9位に『#ガルパ』が選ばれた[177][178]。
2018年4月、NexTone Award 2018において特別賞を『BanG Dream! Project』が受賞した[179]。
バンドリ関連のCDシングルの多くはオリコン週間ランキングで10位圏内に入っており、2018年12月12日には音楽関連商品の累計出荷枚数が100万枚を突破。2019年2月に同時発売された6タイトルのCDシングルは、すべてがオリコン週間ランキングの10位以内に入る結果となった[89][180]。2020年1月8日には音楽関連商品の累計出荷枚数が200万枚を突破した[95]。また、同日に発売されたPoppin'Party の15thシングル「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!」がオリコン週間ランキングで初登場1位を獲得。Poppin'Partyとしてシングル・アルバム通じて、及び、プロジェクトとしてシングルでは初の週間1位となった[96]。