波乃 久里子 (なみの くりこ、1945年 12月1日 [ 1] - )は、日本 の女優 。本名および旧芸名、波野 久里子(読み同じ)。
神奈川県 鎌倉市 出身。東京都 出身[ 1] 。家政学園卒業[ 1] 。劇団新派 所属。所属事務所は株式会社ディーピーエヌ。父は歌舞伎 役者の十七代目中村勘三郎 、弟は歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎 。
経歴
1945年 12月1日 、歌舞伎役者十七代目中村勘三郎 の長女として神奈川県 鎌倉市 に生まれる。
1950年 1月、東京劇場 における「十七世中村勘三郎襲名披露初春大歌舞伎」で初舞台。
1961年 1月から劇団新派 に参加し、翌1962年 4月に正式入団。
1968年 4月、六世・猿若明石を襲名。以降、新派以外にも新橋演舞場 、明治座 、三越劇場 、大阪松竹座 、京都南座 をはじめ全国の舞台で活動。
テレビドラマでは石井ふく子 プロデュース作品に多く起用されている。
2011年 に紫綬褒章 を、2016年 に旭日小綬章 を受章。
2019年2月24日「天皇陛下御在位三十年記念式典 」にて御製、御歌の朗読。
人物
出演
十七世中村勘三郎襲名披露初春大歌舞伎(1950年1月、東京劇場)※初舞台
明治の雪
大尉の娘
雁~お玉の行く道
ふたりぽっち
帰ってきた女
女たちの忠臣蔵
鶴八鶴次郎
取り立てやお春
初蕾 (1978年、新橋演舞場) - お民 役
鬼平犯科帳 『五年目の客』(1992年2月、新橋演舞場) - お吉 役
鬼平犯科帳 『炎の色』(1994年2月、新橋演舞場) - おまさ 役
滝の白糸 (1994年、新橋演舞場)
黒革の手帖 (2006年10月、明治座) - 中岡市子 役
おんな太閤記 (2007年6月、新橋演舞場) - 阿茶 役
婦系図 (2007年8月、三越劇場) - お蔦 役
初春新派公演『新玉の寿』『女将』(2008年1月、三越劇場)
六月新派公演(2008年6月、新橋演舞場)『婦系図 』 - お蔦 役/『鹿鳴館 』 - 草乃 役
遊女夕霧(2008年9月、京都四條 南座/2016年3月、国立劇場) - 遊女夕霧 役
太夫さん(2009年1月、三越劇場) - 深雪太夫 役
女の一生(2009年6月、三越劇場・巡業公演/2011年9月、巡業公演/2011年10月、三越劇場・京都四條 南座) - 布引 けい 役[ 8]
おんなの家(2009年9月、新橋演舞場) - 葵 役
麥秋(2010年1月、三越劇場/2012年11月、京都四條 南座) - 間宮 史子 役
三婆 (2010年3月、新橋演舞場/2011年4月、大阪松竹座) - 北里駒代(三味線おばちゃん) 役
香華(2010年8月、三越劇場) - 朋子 役
日本橋 (2011年1月、三越劇場) - お孝 役
東京物語(2012年1月、三越劇場/2013年7月、京都四條 南座) - 志げ 役
華岡青洲の妻 (2012年6月~7月、三越劇場・巡業公演) - 加恵 役
お嬢さん乾杯(2013年1月、三越劇場) - 池田鶴代 役
新釈 金色夜叉(2013年6月、三越劇場)
三婆 (2013年8月~9月、巡業公演/2013年12月、新橋演舞場) - 松子 役
新春新派新内まつり『梅雨衣酔月情話』(2014年1月、三越劇場)
明治一代女(2014年1月、三越劇場) - 叶家 お梅 役
螢(2014年8月、三越劇場) - 船木とき・しげ(二役)
京舞(2014年11月、新橋演舞場) - 片山 愛子 役
初春新派公演(2015年1月、三越劇場)『大つごもり』 - みね 役/『寒菊寒牡丹』 - お栄 役
新派名作劇場(2015年6月、三越劇場)『十三夜』 - 原田せき 役/『残菊物語 』 - お里 役
糸桜(2016年1月、三越劇場) - 糸女 役
単身赴任はチントンシャン(2016年2月、新橋演舞場) - 露子 役
深川の鈴(2016年6月、三越劇場) - お糸 役
華岡青洲の妻 (2017年1月、三越劇場/2017年9月、松竹座/2018年9月、全国巡業) - 小陸 役[ 9]
恋の免許皆伝(2017年2月、新橋演舞場)
お江戸みやげ(2017年7月、新橋演舞場) - お辻 役
家族はつらいよ (2018年1月、三越劇場/2019年9月) - 加代 役
犬神家の一族 (2018年11月、大阪松竹座・新橋演舞場) - 犬神松子 役
演劇人祭「朗読 北条源氏」(2019年1月、新橋演舞場)
華の太夫道中(2019年2月、新橋演舞場) - おえい 役
山村美紗サスペンス『京都都大路 謎の花くらべ』(2019年8月、新橋演舞場) - 美保子 役
初春新派公演『明日の幸福』(2020年1月、三越劇場) - 恵子 役
八つ墓村 (2020年2月、新橋演舞場) - 田治見小竹 役
東京物語(2024年1月、三越劇場) - 金子志げ 役[ 10]
初夏の新派祭「喜劇 お江戸みやげ」(2024年6月、三越劇場) - おゆう 役[ 11]
さろん・ど・まろん〜波乃久里子を聴く宴(2024年12月、MUSICASA)[ 12]
二月新派喜劇公演「三婆」(2025年2月公演予定、新橋演舞場・南座)[ 13]
華岡青洲の妻(2025年7月 - 8月、南座・久留米シティプラザ・新橋演舞場)[ 14]
テレビドラマ
映画
受賞歴
著書
脚注
外部リンク