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ブー麻雀(ブーマージャン)とは麻雀のバリエーションルールのひとつである。
現在では主に関西の雀荘で行われている。かつては関東でもスポーツ麻雀(スポーツマージャン)の名で行われていたが、1985年施行の改正風俗営業法[1]により、このルールを採用する雀荘はわずかとなった。
誰かの持ち点が倍になるか誰かの点棒がなくなった時点で終了とする。ブー麻雀は一荘戦であるが、ほとんどは一荘を終える前に終了する。
起源については不明だが、麻雀を扱った小説家の一人・阿佐田哲也の作品内での証言によると、「昭和の戦後あたりに、関西地方の(当時の)三国人[2]の麻雀打ちが考案して流行らせた」とされている[3]。
名前の由来については諸説あり、「大阪府麻雀協同組合制定Bルール」のBルールが訛ったもの、1ゲーム終了時に各卓にあるブザーを鳴らして店員を呼んで清算したため、などが挙げられている。
ルール体系としては、配給原点2000点、1翻縛りなし、場ゾロなしなどの点でアルシーアル麻雀に近い。
3人の持ち点を原点未満に沈めてトップを取ることをAトップ、2人の持ち点を原点未満に沈めてトップを取ることをBトップ、1人の持ち点を原点未満に沈めてトップを取ることをCトップという。
ジャスト原点は浮きとされる。
負けている者が(負け確定の形で)ゲームを終わらせることは明確に反則として禁止されている。すなわち、沈んでいる者が浮きになれないあがりをしてゲームを終わらせたり浮いている者がトップになれないあがりをしてゲームを終わらせたりする事はできない。これは単に(リーチ麻雀におけるアガラスのような)マナー違反にとどまらずルール違反となる。
ただCトップではゲームを終了できないルールもある(その場合でも北4局を終えて終局となった場合は認められる)。関東式ではAトップを取ると次回のゲームでサシウマが倍になる「ダブ権」という権利が得られるため、主にAトップを目指してアガることが重要となる。
また、沈んでいる状態から他の人を飛ばし自分は浮くもののトップにはなれないあがりをしてゲームを終わらせる行為(「連れ込み」と呼ばれる)を認めているハウスと禁止しているハウスがあるので入店時に確認しておく必要がある。
ブー麻雀を行う雀荘では、浮いた点棒は点箱に入れず卓上に出し、また点箱の中身が全員に見えるように1人分の点棒が入るサイズの小さな点箱(ブー皿)を麻雀卓の縁に固定した麻雀卓を使用している。この卓では通常点箱の設置される場所が空いており、煙草やお茶を置くことができるようになっている。
ただし、近年は全自動卓の枠に点数表示機能がついたものが一般的でありそれを用いることも多いが、点数計算の方法によっては10点単位の点数があるため100点が最小単位の点数表示枠が使用できない。この場合は点棒の価値を1/10にして(1000点棒は100点など)点数表示枠を使用することがある。
以下は関西で行われるルールの一例である。
一翻役 役牌、立直、断么九、平和、門前清自摸和、搶槓、嶺上開花、海底摸月
二翻役 連風牌、一気通貫(喰い下がりなし)、混一色(喰い下がりなし)、対々和、三暗刻