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長尾流 ながおりゅう | |
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発生国 | 日本 |
発生年 | 江戸時代 |
創始者 | 長尾監物為明 |
中興の祖 | 雨夜覚右衛門 |
派生流派 | 長尾信開流 |
長尾流(ながおりゅう)とは、長尾監物為明が開いた柔術の流派。
流祖は、上杉謙信の家臣の長尾監物為明であるとされる。
上杉家の武芸修練のために長尾監物為明が下野国の二荒山に籠り、研究と修練の末に技を編み出したと伝わる。
事実上の開祖である加賀国金沢藩士の雨夜覚右衛門は参勤交代で江戸に出たとき、青山郷左衛門に就いて長尾流を学び免許皆伝を得て帰郷した。
寛政四年(1792年)三月に金沢城下に長尾流道場を開き、嘉永二年(1849年)には加賀藩主から藩校経武館の師範に命ぜられ明治まで多くの藩士に教えた。
流租長尾為明より十二世の前田光月(平成六年没) まで継承されていたが、多くの技が失伝していた。
昭和期から平成期にかけて、前田光月から離門した示野喜三郎により、古資料や経験者からの聞き取り・実技体験等を踏まえて技の体系が再整理された。
以降は野々市市の金沢工業大学正伝長尾流躰術部及び能美市の根上武道館において伝承されている。