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山田 正紀 (やまだ まさき) | |
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誕生 |
1950年1月16日(74歳) 日本・愛知県名古屋市 |
職業 | 作家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 明治大学政治経済学部 |
ジャンル | 小説 |
代表作 |
『神狩り』 『機神兵団』 『ミステリ・オペラ 宿命城殺人事件』 |
主な受賞歴 |
第6回星雲賞日本短編部門(1975) 第9回星雲賞日本長編部門(1978) 第11回星雲賞日本長編部門(1980) 第3回日本SF大賞(1982) 第26回星雲賞日本長編部門(1995) 第2回本格ミステリ大賞(2002) 第55回日本推理作家協会賞(2002) |
デビュー作 | 『神狩り』(1975) |
ウィキポータル 文学 |
愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒業。日本推理作家協会会員。本格ミステリ作家クラブ会員。日本冒険作家クラブ元会員。日本の「SF作家第二世代」を代表する作家の一人。
日本SF作家クラブでは第9代事務局長、第12代会長を務めたが[1]、後に退会、2021年に再入会した[2]。
子供時代は漫画家を目指していた。60年代後半、雑誌『話の特集』の編集者をしていたこともある[3]。
大学を1年間休学して、イスラエルのキブツで暮らすなど海外放浪。
帰国して大学卒業後、同人誌『宇宙塵』に投稿し、処女作「終末曲面に骰子を投げ入れて」が掲載、さらに「襲撃のメロディ」が掲載される。
『宇宙塵』の編集人であった柴野拓美に託した、三作目の中編小説「神狩り」が柴野によって『SFマガジン』に手渡されることになり、1974年、中編「神狩り」が『SFマガジン』誌に掲載され作家デビューすることになる。デビュー後、「百科事典の出版社」(表現研究所)に正式入社するが、半年で退職[4]。
『SFマガジン』には、立て続けに「流氷民族」(単行本化時に『氷河民族』に改題)を連載して、大物新人SF作家としての地位を固めた。かんべむさし、堀晃らとともに、星新一、小松左京、筒井康隆らの日本SF第一世代に続く、第二世代と呼ばれる。その後、冒険小説、ミステリなどにも発表ジャンルを広げる。
SFにおいては、骨太なアイデアで構成する難解で本格的な作品(デビュー時から「想像できないことを想像する」ことが信条であると発言している)からエンターテイメントに徹した作品まで幅広い。またロストワールドもの(「魔境物語」など)や、ジョン・W・キャンベルへのオマージュ「物体X」など、古典的な題材を取り上げることも多く、マニアックなファン層にもアピールしている。学生時代に中近東を放浪した経験があり、作品世界にも影響を与えている。
デビュー当初は『神狩り』『弥勒戦争』『神々の埋葬』など神をテーマにした作品が多く、これらは「神シリーズ」と呼ばれる。
SF系の作品では未完のものが多いが、『機械獣ヴァイブ』のように、17年の空白期間を経て完結した作品もある(『機械獣ヴァイブ〈4〉獣転生篇』が1988年6月刊行、改題・増補された『未来獣ヴァイブ』が2005年8月刊行)。
ミステリ界での「新本格」胎動後は、ミステリ作品も数多く発表している。
『イノセンス After The Long Goodbye』で、ノベライズ初挑戦。(原作:押井守監督映画「イノセンス」) 映画の前日譚にあたる近未来ハードボイルド。
「」内が山田正紀の作品